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1月も過ぎていく

Posted by on 2014年1月24日

シャバンヌ展を観に行きました。シャバンヌを初めて知ったのは少女雑誌「ひまわり」誌上だったのをよく覚えています。小学生でした。戦後の東京、美しいものに飢えていた時代なので、「ひまわり」に毎号掲載される世界の名画を宝物のように大切にしていました。母は文学少女と言われたことが自慢の人でしたから、少女雑誌なるものを蔑視する気取りがあって私がそれを愛読することを、ことのほか嫌うので、こそこそと読まねばならず息苦しい少女時代でしたっけ。シャバンヌの「貧しい漁夫」、掲載されていたこの絵は忘れられません。美術の仕事をするようになってからパリで本物を見た時も、懐かしさと相俟って感慨無量でした。

今回の展示にはこの絵はなく、日本の画家の模写が展示されていましたが、私にとっては模写でも、他の大作より心惹かれてしまいました。数年前、リヨンの美術館でシャバンヌの壁画をみましたが、私には余り印象的なものではなく、むしろジェリコの狂気の老女を描いた絵に惹かれ、ポストカードを数枚購入してきたのでした。壁画というのは装飾の場合が多いので、画家にとって難しい仕事でしょうね。

話を変えますが、詩人三井葉子さんの死を新聞で知りました。昨年、やさしく、美しい詩集を頂いたばかりだったので、驚き一入です。あの沁みとおるようなやさしさは、お別れのご挨拶だったのですね。私は三井さんとほとんど同年代の人間ですが、どうしても優しさが持てない、地獄行きの人なのが辛いです。先日の勉強会でお詩集の中から、お孫さんに残したと思われる一篇をみんなで読んだのでした。

 

 

 

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