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もう年末ですね

Posted by on 2016年12月13日

同人詩誌「きょうは詩人」を読んで」くださる、ごく少数のお友達。とても有難いと思っています。始まって以来初めて今年は一年に⒉冊しか発行ができませんでした。次号は来年1月半ばの発行になってしまいます。一重に私の現実生活での多忙、老化によるのろま化?のせいです。

この11月、12月はすでに書いたことの他に雑多なあれこれがありました。クラナッハ展に1日早く出かけてしまい、仕方なく「ゴッホとゴーギャン展」を見たこと。大感動してしまったこと。翌日見たクラナッハは会場がいやに暗くて、辛かったこと。何度かスイス、ドイツ、オーストリアで見た時、クラナッハはもっと美しかったような錯覚を起こしたこと。その帰路、メンデルスゾーンの音楽会に行ったけど、迷子になってしまい、上野の町をくたくたになるまで歩いてしまったこと。やれやれであります。

大変遅れてしまった「きょうは詩人」35号の編集。寄稿していただく赤木三郎さんに「すぐ書けますか」なんて無礼な注文をだし、そのとおりすぐ書いてもらいました。みっともないことの連続です。

お会いしたことはないけれど、清らかな詩の書き手、伊藤悠子さんの詩集「まだ空はじゅうぶん明るいのに」が今年度の花椿賞を受賞されました。私は彼女の第一詩集「道を 小道を」の時からの愛読者なので、喜び勇んで授賞式にでかけました。伊藤さん、おめでとうございます。ただし私はクリスマスで賑わう銀座のど真ん中で、またまた迷子になり、長嶋南子さんに助けられてやっと会場に辿り着くていたらく。自己嫌悪しきり。

疲れ果てて、ある夜、読みそびれていた書物のなかから横光利一の「夜の靴」を引っ張り出して読みました。作家最晩年の作品です。第二次大戦の終わった敗戦の年、山形の疎開先での日記ふうの小説です。身にしみて感動してしまい、どうしてこの本を(読みもせず)持っていたのか、しばらく考えていました。そうだこの本はずーっと昔、嵯峨信之さんが「買ってはみたけど、持って歩くのが面倒になった」と言って、横を歩いていた私にくれたのだった。それからしばらく後、嵯峨さんと子どもっぽいケンカをして、「夜の靴」を書棚の奥へほっぽりこんでおいたのだっけ。嵯峨さん、ありがとうございます。

 

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