11月1日

10月にあったこと。長嶋南子さんのエッセイ集「花は散るもの 人は死ぬもの」(花神社刊)、坂多瑩子さんの詩集「こんなもんん」(生き事書店刊)がともに大変好評だったこと。共にながい年月、私の書斎で勉強しあった仲間なのでうれしかった。

10月30日、仙川で新川和江さんの「愛の詩人新川和江の世界」という催しがあった。私は家庭の事情でここ3年、ほとんど詩人の会合に出向けなかったので、久しぶりに詩人の皆さんに会うことができ、楽しい一日だった。なによりも新川さんご自身による詩の朗読が聞けて充実した会だった。3年ぶりに未知の場所に出かけたので、帰るなり両足がけいれんを起こし七転八倒の騒ぎを演じた。ああ、私はばあさんになったのだと納得がいった。

11月。そんな騒ぎを起こしたというのに、5日には岡山に横溝正史の記念の場所を見たく、苅田日出美さんにご無理を願って出かけることになった。けいれんを治す薬をバッグに詰め込んだりしている。新幹線の中ではトレヴァーの「異国の出来事」を読む予定。この本は樋口伸子さんが新聞紙上で魅力的な読書案内を書いているので期待している。

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9月になって

9月になってしまいましたね。月日の経つのがいやに早く感じるようになりました。私の住む町は文化的なように思われていますが、書店が流行のものしか置いてなくて、困ります。昨日三越本店の書籍部に行き、思いがけず「石原吉郎セレクション」(柴崎聡編)岩波文庫が出版されているのを見つけ買ってきました。これから読むところ。私は2万冊の蔵書に埋もれて暮らしているので、なるべく詩書以外の本は買わないように努力しています。蔵書の中に結構忘れ果てているものがあり、グレアム・グリーンの「拳銃売ります」なんか初めてのように読んだりしています。

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「きょうは詩人」34号

同人詩誌「きょうは詩人」34号が出来上がりました。同人それぞれが手分けして発送しています。

今号は私、鶴岡善久さんの長い闘病からの復帰を祝って喜びの詩を書いたので、かなりはちゃめちゃな打ち明け詩ですが、まじめに読んでやってください。34号の執筆者は長嶋南子、苅田日出美。古谷鏡子、鈴木芳子、福間明子、伊藤啓子、吉井淑,万亀佳子(順不同)。今号のお客様は文梨政幸さん。旭川の「青芽」同人。私の好きな詩人です。表紙はベルギーの画家デルヴィル、やや晩年の絵で飾りました。彼の代表的な絵は、神秘性の強い特異なものなので、穏やかな我らが詩誌にはちょっと不向きかも、と思っての選択です。

暑いのと台風上陸で外出は遠慮して、本をむさぼり読んでいます。特に選んで読むわけではなく、手に触ったものから。長谷川四郎、クレーマーの「聖婚」、詩集では心に残ったものとして服部誕「おおきな一枚の布」、赤木三郎「ふりしぼられる 手」。やはり詩集の優れたものを読んだ時が一番嬉しい。

まもなく出る詩書として、坂多瑩子詩集「こんなもん」、長嶋南子エッセイ集楽しみにお待ちください。

 

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2016年8月

東京凄い暑さです。遙か昔ですが娘が高校受験を眼前に控えた夏をゆくりなくも思い出してしまいました。冷房機が無い家だったので、猛暑の中、宿題のテーブルクロス制作を手伝ってやったため私の眼は黒い斑点が飛ぶようになってしまいました。全治するのに数年かかりましたっけ。あの夏を思い出すいまの暑さで、但し冷房機の前にへばりついています。勇を鼓して美術展だけは見歩き、本だけはカタキのように読んでいます。「西遊記」全巻を読破する気だったのですが、うずたかい文庫版を前にしたら読まない先に眼が痛くなり危険なので、やや一般向きのほうに換えました。こういう奇想天外な冒険物語はやはり中国のような広大な土地を持つ国で生まれるのだなあと呆れて読んでいました。

美術展は前述した「ルノアール展」(初日近くに見たので、予想ほどは混雑したいなかった)のあと、おなじ美術館で「ヴェネツイア・ルネサンスの巨匠たち展」と横浜美術館「メアリー・カサット展」に足を運んだ。「ヴェネッア」は古典なのでとても空いていたが、イタリアに行ってもなかなかまとめてみられないテイントレットやテイチアーノをゆっくり見ることができて有難かった。。メアリー・カサットのほうは炎暑の中を辿り着いたせいもあって、印象がはっきりしない。横浜美術館は常設に私の好きな作品が多く、いつも楽しみに行く場所である。

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続けて、7月26日

久しぶりなので、続けてご報告までに。7月24日、同人詩誌「きょうは詩人」34号の初稿校正を長嶋南子編集長と終了しました。今号のお客さんは北海道の詩人文梨政幸さんです。文梨さんは詩誌「青芽」同人、主宰の富田正一さんの片腕といってよい詩人です。かって私の親友故坂本つやこさんと長嶋さんがそれぞれ小熊秀雄賞受賞のおり介添え役でくっついていった私が親しくなった優れた詩人です。先日私は詩誌「言葉」「六分儀」を共にした詩友鶴岡善久さんから奥様の遺稿句集「ゆふすげの花」いただきました。この清らかな句集を読んでいたら、急に溢れるように詩のようなものが出来て、そのまま「きょうは詩人」に載せました。ほんとうに現実のままですが、この頃かってのように霞がかったもうろうとした詩を書かなくなったので、時々、ほんとうのことのほうが夢なのではないかと首を傾げる一瞬があります。

夜は山のように積んだ本を手当たり次第読んで寝ます。ほとんどのものが再読ですが、かって熱中したジイドといえども記憶からすっぽり抜けているものもあり、シムノンの「雪は汚れていた」などは大学で読まされたのですが、こんなきわどい小説、どうして学校で読ませたのか、不思議です。

最近、田中武、伊予部恭子さんたちが創刊した「ぼうろ」の発展を嬉しく思っています。

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